内出血してしまう原因とその解決策

看護師に採血をしてもらった後、採血した箇所が内出血することがあります。採血が苦手な看護師は特に、なぜ内出血してしまうのか知っておくと良いでしょう。採血後に内出血する原因は4つあります。1つ目は針を刺した時に血管が逃げてしまい、穴が開いてしまった血管から血液が漏れることで起こるものです。そして2つ目は、採血の最中に腕を動かしてしまったために起こります。腕を動かすと針の位置がずれるために内出血してしまうのです。血管と針の両方とも位置がずれると、全く関係ない部分が傷つくことがあり、その部分から血が漏れて起こります。

3つ目は、採血中の針がしっかり固定されていなかったために起こる内出血です。採血は、針が血管を突き破らないよう、角度を浅くして刺します。刺した時に針をしっかり固定しないと刺した部分とは別のところに針が刺さってしまい、血液が漏れて内出血となるのです。そして4つ目は、採血後の圧迫が弱いために起こるものです。採血後は、その部分をしっかり押さえて圧迫しないと針を刺した部分から血液が漏れ、内出血を起こしてしまいます。

採血後、看護師から押さえるようにと伝えられますが、揉んでしまう人もいて、血管と皮膚の間に血液が入り、内出血のような跡が残るのです。採血後は、看護師も見本を見せながら「しっかり押さえてください。揉まなくても大丈夫ですよ。」と伝えることが大切です。採血後に押さえることで、皮膚や血管に開いた穴からの出血を止めることができるのです。内出血は採血後にありがちなことですが、対策をすることで防げるものなのです。